生徒さんに寄り添ってもらい、支えられた一年。
悲しみを抱えながらも、「教室を再開してほしい」という言葉が私の背中を押してくれました。
来年は、娘に伝えたかったレシピを教室とYouTubeで形にして残していく──その決意と未来への想いをお届けします。
悲しみと共に教室を休んだ日々
娘を亡くしたあと、私はパンを焼く気力を失いました。
どれだけ時間が経っても、気持ちは前に進めず、教室を休むことにしました。
その間、生徒さんたちは
・手紙を書いてくれ
・家に来てくれ
・ただ話を聞いてくれた
私はその優しさに、どれほど救われたかわかりません。
私はずっと生徒さんに支えられていた
「先生の顔を見たいから、教室を再開してほしい」
その言葉を聞いたとき、私は涙が止まりませんでした。
私は一方的に「与える立場」だと思っていたけれど、本当は生徒さんが私の力になってくれていた。
レシピより大切なものが、そこには確かにあったのです。
感謝が循環する時間をつくる教室へ
今の私は、レシピを教えるだけの教室ではなく、「感謝を伝え合える場所」として教室を育てています。
パンの香りの中で、
・誰かの痛みに寄り添い
・心がほどける時間を共有し
・“ここに来てよかった”と思える場所
そんな空気づくりを意識するようになりました。
娘に伝えたかったレシピを、形として残す
もう娘と一緒にパンやお菓子を作ることはできません。
でも、レシピは残せます。
だからこそ来年は
・娘に伝えたかった味
・娘が好きだったメニュー
を教室で伝えながら、YouTubeで動画として形にしていきます。
パンの香りに乗せて、娘の記憶を未来に届けるために。
これは“母としての私のしごと”。
そして、支えてくれた生徒さんに届けたい、最大の“ありがとう”です。



